人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Face to Face

wombatstew.exblog.jp

気がつけばソーイング沼にハマった黒やぎが綴る、縫い物の記録&時々その他。夢は桃やぎ服量産。

タイの手仕事

布と雑貨を求め物欲maxで訪れたチェンマイは、
原色の派手派手~なものが多く、予想外にファンシー度数も高くて、
たまに見かけるセンスのいい品は「渋・・・・・・」といった具合。
旅行前、勝手に抱いていたイメージとはかなり違っていた。

タイの手仕事_d0224762_1550177.jpg

ワローロット市場の一画では布屋さんが軒をつらね、
上の階には伝統柄の布を売るお店も入っていたが、
なにしろ量が膨大で色も派手なため、見ているだけでお腹一杯になってしまった。

タイの手仕事_d0224762_1532629.jpg

ワローロット市場の近くでは山岳民族であるモン族の市場も開かれ、
刺繍テープやポンポンなどの副資材からバッグや服などの布製品まで、
これまたてんこ盛りの品揃え。
見るのは楽しいけれど、量に圧倒されてやっぱりお腹一杯に。

タイの手仕事_d0224762_12132064.jpg

写真↑はモン族(いやカレン族かも)の少女。

結局洋服用の布は買わずじまいだったが、モン族市場の中に1軒、
民族衣装の一部として使うのか、余った布を使いきるためか、
はたまた練習用なのか手慰みなのか(全部?)
ハギレとおぼしき布に刺繍やステッチをほどこしたり別の布をはぎ合わせたり、
様々なサイズのモチーフばかりを売っているお店があった。

タイの手仕事_d0224762_15324726.jpg

古い布ほど手仕事率が高そうで目を惹くものが多かったが、
そのぶんホコリまみれでボロ率も高い。
しかし同じものは1つとしてなく、
様々な色・柄・アレンジの布が次々と出てくるので、そりゃもうワクワクした。
ここも山のように量があり、とても全部は見られなかったが、
店主はやる気のなさそうなおじさんで、
客が延々布を物色していても放っておいてくれるので、
日を改めて2回行き、バババッと見て目に留まったものをいくつか購入した。

タイの手仕事_d0224762_15333659.jpg

街中のミシン屋さんと、土日ボロ市で売られていた古ミシン。

タイの手仕事_d0224762_15335291.jpg

街の仕立て屋さんと、ワローロット市場のお針子さんたち。

タイの手仕事_d0224762_15354078.jpg

空港近くのショッピングセンターに入っていた手芸屋さん。
1つはキルト、もう1つは編み物がメインぽい。

タイの手仕事_d0224762_12154021.jpg

毎日ど派手なものばかり見て目が慣れたのか、
「チェンマイの代官山」ことニマンヘミン通りにあるバッグ屋さんで、
派手派手~な網網ショルダーバッグを購入した。
名づけて「腰蓑バッグ」または「酋長の娘バッグ」(笑)

タイの手仕事_d0224762_1216579.jpg

単体でも十分派手だけど、ディスプレイが輪をかけて派手で、
しかし全体で見ると調和がとれていて素敵だったので、つい買ってしまった。
・・・・・・って、こんな派手なバッグ、いつどこで使えばいいんだ(知らんがな)

タイの手仕事_d0224762_12163297.jpg

このお店は他のバッグやアクセサリーもセンスがよくて、
聞けば店番のお姉さんほか数人でデザイン・制作しているそう。
ただ、今回買ったバッグについて一言言わせていただくならば、
裏側のレースと小鳥さん、それに留め金代わりの毛糸のポンポンはラブリーすぎて、
ポップでキッチュな表側とそぐわない気がする。
チェンマイならではのファンシー成分が思わず漏れ出てしまったのだろうか。
・・・・・・惜しいわッ!(握拳)

タイの手仕事_d0224762_12165611.jpg

ショルダーバッグばかりどうすんだ、と自分に突っ込みつつ、
リーラ・ワンさんという女性作家のお店でさらに2点購入。

タイの手仕事_d0224762_12465917.jpg

郊外にあるリーラさんのお店(というより作業場兼物置風)には、
タイやアジア諸国の古布を使って仕立てた、1点もののバッグや洋服が並んでいる。

タイの手仕事_d0224762_12474117.jpg

あまり期待せずに行ったのだが、布の組み合わせや色使いのセンス、
ビーズや刺繍などの副資材をちょこっとあしらう芸の細かさがツボにはまり、
黙々とミシンをかけているリーラさんの傍らで大興奮してしまった。

タイの手仕事_d0224762_15365667.jpg

ビーズ付きの方はそのぶん重くなるので、
最初は小さいショルダーだけ買うつもりでいたが、
一晩頭を冷やした(はずの)翌日、黒山羊号をキコキコ漕いで再びお店に出向き、
念のためお値段を聞いてみたら、思っていたよりお安かったため、
結局2つまとめて買ってしまった(こらこら)

・・・・・・って、ショルダーバッグはあんまり使わないんだけどさ(ぼそ)

タイの手仕事_d0224762_1219119.jpg

裏側には別のモチーフをあしらった大きめポケットがついている。
本体部分は内布つきの2枚仕立てで、中にもポケットが2つ。

タイの手仕事_d0224762_12483357.jpg

サンデーマーケットにも出店しているというリーラさんは、
普段はこのお店で日がな1日制作に励んでいるらしい(時々居眠りしてたけど)
あぁあ、もしチェンマイに住んでいたら、定期的に新作をチェックできるのにぃい。
つか、私が買ったモチーフで代わりにバッグ作ってくれ!
それもトートバッグ!!(おい)
できれば帆布で!!!(おいおい)

タイの手仕事_d0224762_15392046.jpg

ちなみに、モチーフとバッグは帰国後少しずつお洗濯しているが、
ゆすいでもゆすいでも黒い水が出てくる。
どんだけ~。

タイの手仕事_d0224762_1222528.jpg

その他のおみやげたち。
タッセルは「いくらタッセル好きでも3つは多いやろ」と2つだけ買おうとしたら、
「2つ買うと3つめはオマケになります」と言われ、大喜び(ワーイ!)

タイの手仕事_d0224762_12561292.jpg

チェンマイは海外からの旅行者や長期滞在者が多く、
現地の人も外国人がうろちょろしている状況には慣れっこな様子。
の割にすれた感じはなく、の~んびりした田舎っぽさが残っていて(←褒め言葉)
リピーター率が高いというのもわかる気がする。

タイの手仕事_d0224762_1331312.jpg

機会があったら、また黒山羊号で走り回りたい。

***********************

<業務連絡 ふくろうボタンさん>

タイの手仕事_d0224762_12264798.jpg

パシン(タイ北部の巻きスカート)を履いたブライスがいたよ~♪

***********************

というわけで、今年の更新はこれで終わりです。
嗚呼、またソーイングネタで〆られなんだ・・・・・・

タイの手仕事_d0224762_133110.jpg

今年も読んでいただき、ありがとうございました。
皆様どうぞよいお年をお迎えください!

拍手やコメント、いつもありがとうございます。
お豆腐は甘いソースをかけたり、スイーツとして食べることが多いようです。うーむ(何)。
台風は左回り・・・知~らなんだ知らなんだ~。えーと、一応(一応?)メモしとくね♪
楽しんでいただけたらクリックを。励みになります→
web拍手を送る
Commented by chocotto-san at 2014-12-26 18:39
きゃー、黒やぎさん。素敵、素敵!タイ&チェンマイのこと、好きになれそう~❤。やっぱり、黒やぎさん、ソーイング旅の本、出せますよぉぉ。っていうか、いっそのこと「バイヤーさん」になっちゃう、っていうのは、どうでしょうか?!
リーラさんの作品、日本で売りたいですよね~(←売り子にしてほしい・・・)
それにしても、リーラさんのオリジナルといい、布に刺繍したリボンといい、いいお買い物されましたね!
バッグは、表と裏の表情が違ってます?そこもグッときました~。ワタシもたぶん、このお店に入ったら暴走しそう!
お土産のポーチも可愛いですね。ベトナムで、日本人オーナーのお店なんか覗いている場合ではなかったかも!その他、「これ、ぜったい欧米人がオーナーだろうなぁ」ってところなんかもあって、そういうところって、なんかこう、手垢が付いちゃっている・・・っていうか、オリジナリティが無くなっていたんですよねー。
でも、洗っても洗っても、黒い汁が出てくる・・・っていうのは、笑えました(^^)
Commented by kuroyagie at 2014-12-27 00:15
chocottoさんこんにちは、年末のお忙しい中コメントありがトンです♪(ブゥ~)

ベトナムを楽しまれたchocottoさんなら、タイもきっと気に入ると思います。食事は互角で、人当たりはタイの方がソフトかな。機会があったら是非♪

> バイヤーさん♥
ををを、それいい! 札束握りしめて、気に入ったものを片っ端から買いまくるお仕事!!(違います)
リーラさんのお店に行ったのは旅も後半に入ってからで、それまでガイドブックなどに載っているお店に行っても「うーむ、ちょっとイメージと違うなぁ」ということが多かったので、まさに「キターーーッ!」という感じ(笑)。表側も素敵だけど、ショルダー部分の装飾や裏側のモチーフの使い方もツボで・・・・・・嗚呼、日本に拉致監禁して、(トート)バッグをどんどこ作らせたい(おい)。

言われてみれば、リーラさんのバッグも網網バッグも、彼の地のオリジナルな感性で作られたものですね。今回いろいろ見て回って、何かしら人の手が入っているものはやっぱり魅力的だなぁと改めて思いました。特にリーラさんのは自分の「好き」にぴったりハマるものが多く、興奮のあまりお店でハァハァいってました(←怪)。
Commented by ひつじ at 2014-12-27 17:09 x
カラスミシン(烏ミシン・黒いボディのミシン) が現役!!!
感動。
Commented by ふくろうボタン at 2014-12-27 21:13 x
ひゃー、彩り豊か!
青いラインの入ったミシンによく似たやつ、使ってたことあります。直線ミシンでむっちゃ重たいやつだったー。懐かしいなぁ。
民族衣装のブライス、驚き~~🎵
Commented by kuroyagie at 2014-12-27 21:41
ひつじさん、こんにちは~。

やっぱりミシンに反応するのねん(笑)。カラスミシンって、お針子さんズ写真の右下のやつ? こういうの昔実家にあった気がする。つまり、それだけ古いってことね(笑)。

あくまで印象だけど、チェンマイはシンガーとブラザー、特にシンガーが多かったよ。
Commented by kuroyagie at 2014-12-27 21:42
ふくろうボタンさん、こんにちは~。

ここにもミシンに反応するお人が(笑)。えーーー今のJUKIでも十分重いと思うけど、それより重いって相当では? 非力なアテクシにはとても持てないわ~(クネクネ)。

ブライスは見た瞬間、「ふくろうボタンさんにお知らせせねば!」と思いました。ガラスケースが反射して写真がうまく撮れなかったっす・・・・・・無念。
Commented by chocotto-san at 2014-12-27 22:23
黒やぎさーん。今日、表参道のあたりをうろうろしていたら、黒やぎさんが買ったナナメバッグみたいなのが売ってたの~。で、もしかしてこれ、タイのものですか?って聞いたら、「yes」とのこと。でもって、もっと聞いちゃえ~って思って「チェンマイ?」ってきいたら、やっぱり、チェンマイでしたーー。生で見て、触って感動しまちた。ちなみに、22000円だったー。
Commented by kuroyagie at 2014-12-28 20:40
chocottoさん、こんにちは~

え、それって網網バッグ? それともリーラさんのバッグ?? うぬぅ、既に日本上陸(?)しておったか・・・・・・なんつって、私がテケトーに見て回っただけでもいろんなお店でいろんなバッグが売られていたので、本物のバイヤーさんが買いつけていても不思議じゃないですよね。いずれにしてもchocottoさん、ナイス追及!(笑)

んで、22000円ですか、ふーむ(何)。ちなみに、網網バッグは900B、リーラさんのは小が600B、大が1500Bでした(今のレートで1B≒3.6円)。日本円に換算すると安いけど、現地の物価(ラーメン1杯30B)からしたらそれなりのお値段かと。14番目の写真のバッグは4000Bで、材料や手間暇によって価格もいろいろみたいでした。
Commented by maitin at 2014-12-31 01:00 x
隊長、もうすぐ今年が終わってしまいますね、あぁぁ。
てか、隊長!
いつから写真クリックすると大きく見れるようにしてたわけ?
ゆってよ~!!今まで小さいままで見てたけど、お目目がオヨヨなはずのmasakoちゃんが麺のパッケージに書かれてる小さい字を読めていたのでクリックしてみたら、大きくなっちゃった!(耳がデカくなるマジック風に)
さかのぼっていろんな写真クリックして楽しんじゃった~♪

手仕事満載のバッグステキだねぇ❤
刺繍だけじゃなくビーズも付いてたり、凝ってるんだねぇ。
色彩鮮やかで、そこがまたそちらの人達の感性が表れてていいよねぇ。隊長そういうのも好みだったんだね~。

かわいいカゴがたくさん写ってる写真もあるけど、カゴは買ってこなかったの?
もしまたタイに行ったら、おみやげはカゴがいいな♪
かついで帰ってきて。おねが~~~い❤
Commented by aki at 2014-12-31 13:21 x
すごい!内容、写真盛りだくさんだわー。
うん、やっぱりいつもの激務の旅とは、キャピキャピ度の違いを感じるよ。ほんとにいつもは、お仕事なんだねー(笑)
お針子さん達、みんな楽しそうだね。なんとなく、羨ましいな。
手仕事度満載のリボンなどなど、コーフンする!こういうの日本じゃ、なかなかのお値段するもんね。可愛く組み合わせれば、ハグオーワーみたいなの出来たりするんじゃない??
次な時は、私、リボンが欲しいわー(笑)
さてと、今年も今日で最後。いろいろとありがとうございました!
また、来年もよろしくですー。
来年は関西でお会いしたいな、な!
Commented by Kana kana. at 2014-12-31 19:08 x
派手!と言うかカラフル!と言うか…。でも民族衣装の色合いってなぜか馴染むのよねえ…。
今年もソーイングネタはもちろん、各地のB級グルメに、スポーツネタに世界情勢まで?色々楽しませていただきました。来年も期待してますぜ。
良いお年を〜!
Commented by kuroyagie at 2014-12-31 21:34
まいちん、あけおめことよ・・・・・・え、まだ早い? あっ、そう。

> クリックで写真がデカくなる件
ソフトで複数の写真を配置してるやつは、元の写真をサイズ変更してないので拡大できるみたい。でも、同じように加工してるのに拡大されないのもあるんだよねー、なぜだろうなぜかしら。ま、ソーイングネタの時は粗が目立たないよう、今まで通りサイズ変更するから問題ナッシング~~~るん♪

チェンマイ(の山岳民族?)は黒地に多色使いというのが服飾品の基本みたい。私は黒があまり似合わないので、好みど真ん中というのとはちょっと違うけど、リーラさんのセンスと手仕事ぶりには惚れたわ~♥

カゴは何も買わなかったの。スーツケースに入らんし。え、まいちんカゴが欲しいの? なになに、川で捕ったどじょうを入れておくカゴが欲しい?? 変なもの欲しがるのねえ。わかったわ、今度タイに行ったら忘れずに買ってくるから、まいちんもどじょうを踊り食いするのはやめなさいね。
Commented by kuroyagie at 2014-12-31 21:37
akiさん、あけおめ(うるせえ)

> ほんとにいつもはお仕事なんだね
そうそう、そうなのよ~・・・・・・って、おい!(笑) だから激務だとあれほど(以下略)

タイの人って総じて穏やかで、写真お願いするとたいていニッコリ微笑んでくれるの。ハンドメイド関連でいうと、ミシンはあちこちで見かけたし、店番の傍ら刺繍や編み物している売り子さんも多かったし、結構手作りが盛んな雰囲気があったよ。

モン族市場は副資材の宝庫で、ここだけで1日過ごせそうだった。ありすぎて却ってテンション下がるくらい(笑)。しかしこういう材料を可愛く組み合わせるのって、実はかなりのセンスが必要なんだな~と、いろんなバッグ見てしみじみ思いました。

来年は仕事じゃなくて、バカンス(?)で関西に行けるといいなあ。そしたら遊んでねん。こちらこそ、来年もよろしくです!
Commented by kuroyagie at 2014-12-31 21:38
Kanaさん、あけ・・・・・・あうっ。

そうそう、派手でカラフルなの~。慣れると段々よさげに見えてくる。これでファンシー成分さえなければ(以下略)。

せ、世界情勢!? な、何だろ何だろ、そんなのあったっけ??? 来年はもうちょっとソーイングに励めるよう、心穏やかな毎日を送りたいっす。
こちらこそ、来年もKanaさんのDMソーイング楽しみにしてるね♪ よいお年を!
by kuroyagie | 2014-12-26 13:04 | | Comments(14)

気がつけばソーイング沼にハマった黒やぎが綴る、縫い物の記録&時々その他。夢は桃やぎ服量産。


by kuroyagie