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気がつけばソーイング沼にハマった黒やぎが綴る、縫い物の記録&時々その他。夢は桃やぎ服量産。

品川てづくり市

※記事の一部を追加・訂正しました

JR品川駅エキュートで開催された、品川手づくり市に行ってきた。

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今回買ったもの。
「うさぎのハンカチやさん」のハンカチタオル。
昨年、代々木八幡宮の手づくり市で買ってみたら、
とても使い心地がよかったので、2枚目を購入。
今回はふわふわと温かみのあるオーガニックコットンのものを選んだ。

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パイピングのリバティはEloiseという柄で、C&S限定なんだそう。
「そういや前のは何だっけ?」と見てみたら、これまたEloiseだった。
・・・・・・どんだけEloise好き!(笑)
どちらもその場の「これ好き」という感覚で選んだのだが、
思わぬところで野生の勘が働いたんだな~と、我ながら感心してしまった。

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「中野下漆器店」の漆の豆皿。
この豆皿、木ではなく、皮を成型したものに漆を塗ってあるという。
といっても扱いは木の器と同じでよく、普通に水洗いしても全然問題ないそう。
表は漆たっぷり、裏は皮の風合いを生かしたあっさり仕上げで、
表裏で色合いも質感も異なるのがおもしろい。

***************
作り手である綿引千絵様から、工程のご説明をいただきました
(一部引用のうえ編集しています)。
綿引様、どうもありがとうございました!

<裏面>
漆を塗った上から輪島地の粉(わじまじのこ=輪島でしか採れない珪藻土の一種を
焼いたもの)を蒔きつけてある。
漆のベトベトが粉をくっつけて、写真のようなザラザラした質感が出る
(ただし、仕上げとして上から漆を染み込ませた後、研いで少しザラザラを取り、
 また漆を染み込ませて、なめらかな肌にしてある)。

<表面>
裏面と同じ下地を施した後、中塗、上塗と漆を重ねてある。
***************

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写真の三弁タイプのほか、四弁、梅の花を模した五弁があり、
非常に迷ったのだが、最終的に三弁を3色大人買い(大人万歳!)
これにした最大の理由は「いちばん気に入ったから」だけど、
もう1つの理由は「印つけに使うチャコみたいだから(特に裏側)」。
それぞれ漆を塗った日の日付シールが貼ってあって、
漆が定着するまで半年ほど置いてください、とのこと。
なので、4月になるまで熟成(?)中。
※汁物等でなければ、もう使えるそうです

品川手づくり市は、本来は北品川にある神社の境内で行わているのだが、
昨年3月の震災以来、開催が中止されたままになっている。
どうも建物だか土地だかに不具合があってのことらしいが、
またいつか神社で開催されたら、一度行ってみたいと思っている。
いや、一度行ったのだが、曜日を間違えてて・・・・・・アハハハハ(乾笑)

**************

3月の世界選手権に向けて、あちこちでフィギュアスケートの大会が目白押し。
冬だけ契約しているCSチャンネルのJ-Sportsは、
昨年まで全米選手権、欧州選手権、四大陸選手権、世界選手権をカバーしていたが、
今年はさらにロシア選手権とカナダ選手権まで放送するようになり、見る方は大忙しだ。

そして、昨日まで開催されていた全米選手権の女子シングルで、
なんとなんと、アシュリー・ワグナー選手が優勝!
ジャンプがすごいとか柔軟性が人間離れしてるとか表現力がピカ一とか、
何かが特別抜きん出ているわけではないけれど、なぜかずっと好きな選手。
日本選手は別として、現役女子選手の中では一番好きといっていい。
毎年新しいプログラムを見るのを楽しみにしていたが、
ここ数年は不調が続き、「このまま引退しちゃうかも・・・」と勝手に心配していた。
今期はグランプリシリーズで表彰台に上がったりしたものの、
正直、優勝するとはまったく思っていなかったので、そりゃもうびっくりした。
ファンのくせしてこの不明。本当に申し訳ない・・・・・・
いや~~~、これで世界選手権がさらに楽しみになったなぁ。

あ、布仲間ですね♪ この布、色合わせが結構難しいですよね・・・
ジーンズでカジュアルダウン・・・それいい! アドバイスありがとうございます♪
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Commented by kaori0731 at 2012-01-30 17:57 x
うわーご紹介いただきありがとうございます!
実物より良いものに見えます…
好きな柄ってけっこう決まってますよね。
柄そのものはビミョーに違っても、そっくりの柄とか…。
ちなみにEloiseは、ブルーは輸入にしかなく、国内定番柄の色もあり、C&S限定色もあり…とややこしいです。
個人的にはブルーが一番好きです。
高いのが難点…。

品川てづくり市、近所なので、ぜひ再開してもらいたいです。
神社との交渉が上手くいっていないとかなんとか…。
Commented by 黒やぎ at 2012-01-30 21:55 x
kaori0731さん、こんにちは~

いえいえ、こちらこそありがとうございました♪
ふんわり温かみのある感じがうまく伝わっているといいのですが・・・
Eloise、そんなに種類があるんですねー。
C&Sの実店舗で見かけるたび、「素敵な柄だなあ」と思っていたので、
我知らず刷り込み学習されたみたいです(笑)。
バイアステープで脇役使い、というのもまたよさがありますね!

> 品川てづくり市
そうなのですか・・・やはり屋外でのんびり開催されるのがてづくり市の楽しいところなので、できれば同じ神社で、無理ならどこか別の場所で、是非開催されるといいですね~~~
Commented by ランタ茄子 at 2012-01-31 11:57 x
黒やぎさんエロイーズずきなんですね!私もこっそり好き(笑)
C&Sオリジナル色、この色は持ってませんが、あずきミルクと、
輸入の廃盤色B(ベージュ地に紫系)を在庫しております。
C&Sのおまけでもらった手帳もエロイーズでしたよん(嬉)
今回の予約でも数量限定のとこに出てますね〜。

漆の豆皿、しかも革ベース。
艶消しの質感がどことなくモダンで好き好き。
本物を知ってる大人の大人買い。粋だねぇ。
Commented by 黒やぎ at 2012-01-31 13:06 x
ランタ茄子さん、こんにちは~

> エロイーズ好き
今思い返してみると、C&Sの実店舗に行って見かけるたびに、「これいいなー。好きだなー」って思ってたんです。
で、ハンカチタオルの2枚目を購入した後に名称がわかって、「そういや、いつもお店で見てた柄じゃん!」と思い当たり、んでんで、「1枚目は何だったかなー」と見てみたら、やっぱりエロイーズだったので、ひっくり返ったという(笑)。
ランタ茄子さんの「こっそり好き」って何ですか、「こっそり」って!(笑)
ベージュ地に紫・・・大人っぽそうなエロイーズですね~~~
何か作ったらレポートよろしくです!
コメント拝見して、早速過去ログ見に行きましたよー。
わぁ本当だ、これは涼やかというか爽やかというか、
大人っぽくて素敵な色合いですね♪

粋な大人は少女服を着て大人買いをするのです。なんつって。
真ん中のグレーのは錫が混ぜてあるそうで、実際は鈍いシルバーなんですよ。
めっちゃ気に入ってます、うほほ~~い♪
Commented by 鈴タツスイミー at 2012-01-31 16:12 x
おぉ、素敵なハンカチタオルと豆皿ですね♪
ハンカチタオルは、肌触りが気持ちよさそう~&リバティの縁取りがとってもオサレです!てづくり市、一度鬼子母神のに行ったきりなので、そろそろどこかに出没してみようかな。。。
豆皿も、黒やぎさんのお料理が映えそうですね♪確かにチャコに見えますが(^^)

黒やぎさんの、おしゃれで素敵なものを探し出すアンテナ、これからも楽しみです!

我が家は、小塚サマとまおちゃんのファンです♪
Commented by 黒やぎ at 2012-01-31 21:29 x
鈴タツスイミーさん、こんにちは~

ハンカチタオルはコットン、リネン、ワッフル、ループなど、素材も織り方も様々なものが揃い、同じリバティでも印象が変わったりして、見ているだけで楽しいですよー。
豆皿は木地作りの工程を省いているぶん、お値段もおさえめなのですが、3つ揃うとそれなりになるので、かなり迷いました・・・が、最後はエイヤッと大人買い。
大人って素敵♪ 大人ブラボー!(笑)

おお、小塚選手と真央ちゃんのファンでしたか~
こづこづ、国体では4回転3つにチャレンジしたようですね。
彼は「大事をとる」より「どんどこ挑戦する」タイプみたいで、スポーツ選手として見ていて気持ちいいし、ピタッと決まった時は本当にかっこいい!
あとは衣装を何とかしてくだされば・・・(ぼそっ)
Commented by 綿引千絵 at 2012-02-01 13:39 x
今、拙作の豆皿をご紹介くださっているのを発見!どうもありがとうございます。光栄です。
3枚ともお求めいただけるとは!と私も内心驚きつつ、感激しておりました。

ご説明が足りませんでしたが、シルバーのものは、錫粉で表面が固められているので、ほかのより早くお使いいただけます。もう大丈夫です!
また、完成後半年待った方がよいのは、おもに椀など熱いお料理を盛るものなので、ぬるいものでしたら、もうそろそろ全部ご使用いただけます!
どうしても画一的な表示となってしまい、個別のうつわに対するご説明が不十分で、失礼いたしました。

余談ですが、私もフィギュアが好きで、浅田真央を応援しております♪小塚選手、高橋選手も!
Commented by 黒やぎ at 2012-02-02 11:30 x
綿引様

わわわ、び、びっくり・・・・・・!
ひっそりこっそり(?)のご紹介だったので、思いがけずご本人からコメントいただき、恐縮しております。
作品や技法について、きちんと正しくご紹介できているといいのですが・・・

こちらこそ、素敵なお品をありがとうございました。
形はどれにするか、組み合わせはどうしようか(大きさ違いにするか、色違いにするか)などなど、その場では決めかねて、一度は電車に乗りかけたのですが(笑)、「いやいや、今買わずにいつ買う!?」と思い直して引き返した次第です。
3弁のは「買うなら3枚まとめて!」と思っていたので、無事購入できてスッキリしました♪
漆の色合い、裏も含めた質感など、とても気に入っています。
もう使い始めても構わないのですね。
大切に使わせていただきます。

あ、ここにもフィギュアファンが♪
日本選手、本当に強くなりましたね~~~
しかも一人一人まったく個性が違うところがすばらしい。
これからも、ともに応援していきましょう!
Commented by 綿引千絵 at 2012-02-02 15:59 x
こっそりご紹介くださっていたのに、勝手に見つけ出して、お邪魔してしまい、失礼いたしました!
今回、表:上塗、裏:下地仕上げ、のうつわをいくつか出品したのですが、みなさまの反応が「手抜きっぽい」ではなく、「表裏で違うところが面白い」というもので、とてもうれしかったです。
なるべくリーズナブルな漆器をと、コストカット目的でこの仕上げ法になったのですが、私自身けっこう好きで、これからも積極的に採用したいと思います!

厳密にご説明申し上げますと…、
この裏面の仕上げは、輪島地の粉(わじまじのこ=輪島でしか採れない珪藻土の一種を焼いたもの)による下地の質感なんです。
革の肌や革の凹凸は完全に隠れているので、この仕上げを気に入っていただけたとしましたら、それは、地の粉のざらざら感だと思います。
専門的な話で失礼いたしました。<(_ _)>

黒やぎさんご自身も、素敵な作り手でいらっしゃるのですねー!
ワンピースやチュニック、とても素敵で、思わず着たい!と思ってしまいました。またこちらで拝見させていただきますね。

フィギュアの世界選手権も楽しみですね!
Commented by 黒やぎ at 2012-02-02 18:11 x
綿引さん、再度のご訪問ありがとうございます~
いえいえ、見つけ出してくださって、その上コメントまでいただけて嬉しいです♪
裏表の仕上げの違いは、見え方の違いを狙ってのことだと思っていましたが、コストカット目的もあるのですね。なるほろ~

仕上げについての詳しい説明もありがとうございます。
ハイ、質問です!(笑)
裏面は輪島地の粉による下地仕上げ、とのことですが、その場合も若干量の漆は使われているのですよね???
表と色合いは違えど、裏面も赤や黒などの色みはあるので、「表:漆たっぷり、裏:漆ちょっぴり」なのかな~と勝手に思ってました。
ただし、地の粉仕上げによって、皮の質感は完全に隠れている、と。
そういう理解で合ってますでしょうか???

ソーイングは初心者街道驀進中で、あっちの壁をなぎ倒し、こっちの壁にははね返されて、という感じです・・・エヘヘ(照笑)。
品川てづくり市にも洋服が出品されていましたが、自分の作るものとクオリティのあまりの違いに、売り場で愕然としてました・・・
Commented by 綿引千絵 at 2012-02-03 14:48 x
黒やぎさま

ハイ、お答えします!^^
ご理解のとおりだと思います。

「地の粉による下地」というのは、漆を塗って、そこに地の粉を蒔きつけると、漆のベトベトが粉をくっつけて、あのように定着するのです。
でも実は、裏面だけでなく、表も同じ下地が施してあります。でも表面は、そのあと中塗、上塗と重ねていくので、ザラザラが消えています。

裏面は、中塗以降は省きます。地の粉を蒔いたままだとザラザラ過ぎるし、地の粉が剥がれてしまうので、仕上げとして上から漆を染み込ませたのち、研いで少しザラザラを取り、また漆を染み込ませて、粒子っぽい質感だけどなめらかな肌にします。これで完成。

ですので、黒やぎさんご質問の、裏面の漆っぽい色は、まさに漆を使っております。
それぞれ赤・黒・白の漆の上に地の粉(色はグレーです)を蒔くので、色が合わさって鈍くなり、赤は赤茶っぽい色、黒は黒のまま、白はグレーとなります。

ワンポイント講座「漆の技法」~地の粉仕上げ編~、お楽しみいただけましたでしょうか? (^o^)/
ややこしいかったらごめんなさい!
Commented by 黒やぎ at 2012-02-03 21:05 x
綿引さん、ワンポイント講座をありがとうございました!

なるほろなるほろ、漆の上に地の粉を蒔きつけるのであの質感が出るのですね。
その後の仕上げを伺うと、下地のみといえど裏面も非常に手間がかかっていることがわかり、びっくりです・・・
「漆たっぷり&あっさり」という黒やぎ説(笑)はずいぶん端折った理解でしたが、まったくの見当外れでもないようで、ちょっと安心しました。

詳しい工程を知ると、使うのがますます楽しくなりますね。
友人・知人にこの豆皿を見せて、「これは地の粉を蒔いてあってね・・・」とか、薀蓄垂れてみたいです(笑)。
by kuroyagie | 2012-01-30 15:27 | 雑貨 | Comments(12)

気がつけばソーイング沼にハマった黒やぎが綴る、縫い物の記録&時々その他。夢は桃やぎ服量産。


by kuroyagie